ナポリ。
ナポリといえばナポリタン・・・じゃなくて、ピッツァ!ピザじゃなくてピッツァ!
ここのピザは格段に美味いらしいのです!市民がピザに強い関心をもち、毎年ピザ選手権が開かれるほどのこだわりぶり。そしてマルゲリータ発祥の地。3年ほど前に行った同居人の話では、「ナポリ以外でマルゲリータを食べる気にならない」!
「ナポリを見てから死ね」という言葉がありますが、これは「ナポリのピザを食べずして一生を終わることなかれ」ということかもしれません。もう、ここまで挑発されたら行かないわけにはいきません。
・・・が、
ナポリの噂がもうひとつ。
それは、治安が悪い!
スリ・引ったくり・置き引きの宝庫。大荷物を持って街を歩くな。通行人を狙ったスクーターでの引ったくりが横行中。夜は街に出るな。観光ツアーもバスの中からの観光。知人の話では、高級時計を身につけようものなら、腕をもぎ取ってでも引ったくられてしまいそうな街・・・。ヒエーーーッ
同居人いわく「電車を降りた瞬間に感じる物騒な空気は格別。夜はワーキャーパリーンガシャーンがBGM」ですって。
これは究極の選択!ナポリに立ち寄らずに本物のピザを知らない一生を送るか、ナポリに行ってピザを最後の晩餐にするか。
・・・というのは大げさですが、だいぶ迷った末、やっぱり食い意地に負けたわたしは、勇気を振り絞ってナポリに立ち寄ることを決意。でもそのまま素通りして、そこから船で1時間ほどのカプリ島で1泊することにしました。。
位置としてはこんな感じです。
さて、到着前からだいぶ緊張していましたが、電車を降りてちょっと安心してしまいました。というのは、駅舎がかなり新しく近代的だったから。ガラス張りの明るい構内、お店も充実していてあまり危ない感じはしませんでした。
でもねー、これが落とし穴。これで気が緩んでガードが甘くなっちゃうんだと思うんですよねー。だって冷静にまわりを見てみると、明らかに何かを狙っている不審な集団、意味もなくブラブラしてる人がそこらじゅうに!ぼーっとしようもんなら、一瞬でスられそう。ミラノ、フィレンツェと来たけれど、人の目つきが全然違う!
そこで100%警戒モードに入ったわたしたちは、足早に駅を出て、広場を抜けて(ここがまた工事してて乱れてる!怪しい露天がいっぱい)、キャリーケースを手が痛くなるまでがっちり握って歩く。そして30分後、迷いつつも目的のピザ屋へ到着!!
何事もなく無事で・・・ホッ。
そこはナポリでも超有名店、 Da Michele(ダ・ミケーレ)!ちょっと一息つけたので、写真も撮れました。
もうすごい人!午後14時ころでしたが、20人以上がすでに列をつくっていました。なかではナポリ男たちがピザを焼いています。
まずはレジのところで人数を言って整理券をもらいます。自分の番号が呼ばれるまで(イタリア語)じーっと待つこと30分以上。
ちなみにここで待っている間、どこからともなく男の子(5歳くらい)があらわれ、「お金くれ」と手当たり次第にお客に声をかけていました。わたしたちもしつこく迫られ、断るとキャリーケースをボコっと叩いて去っていきました。これもナポリの洗礼・・・。
と思っていると、番号が呼ばれ、中に案内されました。
ここはマルゲリータとマリナーラ(トマト・ニンニク・オレガノ)という2種類のピザしか置いていません。もちろんマルゲリータを注文。ドキドキしながら待っていると・・・
じゃーん!
やってきました、会いたかったマルゲリータ!トマトソースがまだブクブクいっています。しかもいい匂い!モッツァレラもとろっとしてて美味しそう!!!
この写真を見るだけでヨダレものなんですが、これねー、まず生地が美味しいんです。外側もちもち、内側はソースがしみ込んでジューシーだし、直径20センチほどでしたが、全然重くない。もちろんトマトもチーズも絶妙に美味しくて、口の中で溶けちゃう!
身長153センチのわたしでも余裕で完食でした。勢いがあればもう1枚いけたかも、というくらいです。・・・あーまた食べたい。
これは危険を冒して(?)来た甲斐がありました!しかもお値段、1枚4€とは!最高の思い出です。ちょっと荒れた雰囲気の街もなんだか親しみがわいてきました。また、必ず行って今度は違うお店の味を楽しみたいと思っています。
美味しいピザのおかげで、意気揚々とカプリに向かうことができました。
あー美味しかった。
