読み返してみると、書いているのはフランス国外のことばかり。でもどう間違ったのか現在パリ在住なので、襟を正して少しフランスのことでも書きましょうか。
フランスが大好きでパリを愛してやまなくて、はたまた田舎風景には老後の夢をみる、という方、たくさんいらっしゃると思います。
こんなぶどう畑に囲まれた、のんびりした生活、いかがですか?
ただ、そんな方たちには申し訳ないですが、わたしはフランスについてなんにも知らないままパリへとやってきてしまいました。受験勉強以来、フランスの歴史なんて宇宙の彼方に飛んでいってしまった。ましてやフランス語を始めるなんて夢にも思っていなかったこと。過去に習いたい衝動に駆られたものの、本気じゃなかったのですぐに忘れてしまったんです。
4月にパリの地を踏んだときには、ボンジュールくらいは言えましたけども、あとはもう分からないことだらけ。噂どおり、フランス人は英語を話さない(最近の観光地では増えている気がするけど。本当はやればできるんじゃないの?)のでやるしかない。でも動詞の活用って、名詞の姓ってなんのこと?街かどやテレビで常に目にするフランス語は、まるで呪文のよう。フランス語能力ほぼゼロのわたしにとっては宇宙に来たも同然でした。
ヨーグルトのパッケージ。これだって暗号に見えたし、
メニューだって当時はちんぷんかんぷん。
それから曲がりなりにも半年が過ぎて、フランス語学校に通うようになって、ずーっと雲の上の存在だったフランス語も、やっと「近所に住む芸能人」くらいの存在になりました。まだまだ距離はありますが、地上に降りてきてくれただけでも御の字です。
わたしが受けた授業は論理的に組み立てられていて分かりやすかった。前回までのことを次回に応用できるようになっていて、繰り返し使うことで言葉を覚えられ、文法の説明もしっかりしてくれました。もちろん男性・女性名詞の区別のように、深く考えてはいけない部分もたくさんありますがね。
担当の先生はエネルギーにあふれる人で、ひっきりなしにしゃべってくれたので、音にも慣れ、自分も話すというサイクルもできました。
英語圏で英語を習ったことはないのでその方面はわかりませんが、こちらではフランス語の教授システムがきちんと整っているように思います。多くの著名人を輩出したソルボンヌ大学(正式にはパリ第四大学)では1919年からフランス語講座を開いているというし、長く積み重ねられた経験から、初心者にも分かるようなシステムができているのでしょう。
市内にはフランス語を教える語学学校があまたとあり、本屋さんにはフランス語学習の教科書、参考書がたくさんならんでいる。まあそれだけに、行く学校や先生、使う教科書でだいぶ差はあると思いますが、やらざるを得ない状況になると人は学習するものなので、入り口がたくさんあることはありがたいのかも。
こうして、わたしにとってのフランス語が、暗号解読から普通の語学学習へ変化したことで、少し気づくことがありました。今まで日本にはなんてたくさんのフランス語があふれていたことか!と。お店の名前、商品名、芸能人などなど。トワエモアなんてカタカナで書いてあるから妖精の名前かと思ってたんですが、Toi et Moi(あなたとわたし)だもんねー。
「オーシャンゼリゼ」という歌、ありますよね。
イメージではこんな感じ?
パリのきらびやかな通り、シャンゼリゼをテーマにした歌で、これをずっと「OH!シャンゼリセ」だと思っていたけれど、このあいだ授業で聴いて、'Aux Champs-Élysées'(シャンゼリゼで)という意味のオ(aux)だと知ってプチ衝撃を受けたのでした。シャンゼリゼの綴りを知ったときだって脳みそがちょっと動いた感じだったし。
わたしのiPodには 'The Best of French Pops' というアルバムが入っていて、意味も分からずひたすら聴いています。で、これまた授業で歌を聴き、それがiPodにあるメロディーとフレーズだったのですが、ここでもまた脳みそが揺れました。なんども聴いていたサビ部分の意味がやっと分かったんです。曲名は 'Il est 5 heures. Paris s'eveille'、「朝5時、パリが目覚める」
早くて歌詞がよく聞きとれないんですが、とても印象に残っていました。サビの 'Paris s'eveille' というのは聞こえやすいかと思います。
これは午前5時、早朝のパリの情景。牛乳屋が牛乳を運びはじめ、掃除屋が掃除を始める。街中の店が開店の準備をし、パン屋はパンを焼く。とってもフランスらしいのが、酔っぱらいや女装した人、ストリッパーも出てくるところ。でも、それがパリ。それはまた、情緒があっていいと思います。
ちなみに動画にうつるパリの街並は、ほぼ最近のものと思われるので、歌ができた当時のものではありません。しかも早朝でもありません。あしからず。
そう、そしてふと、東京の自由が丘に「パリセヴェイユ」というケーキ屋さんがあることを思い出しました。ここにもまたフランス語!歌からインスピレーションを受けたのでしょうか。ケーキ職人の友人のすすめで行ったのですが、丁寧に作ってあるケーキで美味しかった。
こんな風な発見があると、ときおりパズルを解いているような感覚に陥ります。
Je m'eveille!わたしも目覚めた、です。複雑なルールはたくさんありますが、巷で言われているほどフランス語って難しくない…と思うようになりました。まあ、今やっていることがまだ氷山の一角だってことは重々承知ですが、言葉はしょせん言葉、そんなに固く考える必要はないってことです。少なくとも大学時代、友人がヒーヒーと苦労してたのを見ていたときの印象とは変わりました。
確かにやっていて嫌になることも、頭が痛くなることも(これホント。久々の勉強だから…)あるけれど、もう少しがんばってみようかな、という気持ちです。どこまでやれるか、28歳の挑戦はつづくのです。
それではみなさん、Bon week-end!
これは午前5時、早朝のパリの情景。牛乳屋が牛乳を運びはじめ、掃除屋が掃除を始める。街中の店が開店の準備をし、パン屋はパンを焼く。とってもフランスらしいのが、酔っぱらいや女装した人、ストリッパーも出てくるところ。でも、それがパリ。それはまた、情緒があっていいと思います。
ちなみに動画にうつるパリの街並は、ほぼ最近のものと思われるので、歌ができた当時のものではありません。しかも早朝でもありません。あしからず。
そう、そしてふと、東京の自由が丘に「パリセヴェイユ」というケーキ屋さんがあることを思い出しました。ここにもまたフランス語!歌からインスピレーションを受けたのでしょうか。ケーキ職人の友人のすすめで行ったのですが、丁寧に作ってあるケーキで美味しかった。
こんな風な発見があると、ときおりパズルを解いているような感覚に陥ります。
Je m'eveille!わたしも目覚めた、です。複雑なルールはたくさんありますが、巷で言われているほどフランス語って難しくない…と思うようになりました。まあ、今やっていることがまだ氷山の一角だってことは重々承知ですが、言葉はしょせん言葉、そんなに固く考える必要はないってことです。少なくとも大学時代、友人がヒーヒーと苦労してたのを見ていたときの印象とは変わりました。
確かにやっていて嫌になることも、頭が痛くなることも(これホント。久々の勉強だから…)あるけれど、もう少しがんばってみようかな、という気持ちです。どこまでやれるか、28歳の挑戦はつづくのです。
それではみなさん、Bon week-end!