2011/07/17

北欧草枕 デンマーク帰郷編

デンマークにいたのも思えばもう10日以上も前のこと…

ひょえーっ
時間が経つのは早いです。…あっまた同じこと言ってしまった。こう気づくたびに、毎日もっと有意義に生きなきゃ!と思うのですが、この調子でどんどん歳をとっていくような予感。

さて、ひさびさのデンマークはたいそういいお天気で、どうやら歓迎されちゃったんじゃないかなーなんてちょっと鼻高々。えへへ。


わたしがデンマークの地を踏む2日前、コペンハーゲンでは未曾有の大豪雨があったようで、道路、駅、お店やアパートなど、浸水被害にあったところは数知れず。友人も地下室に保管していた洋服や本がびっしょり使ってしまったようでした。その2日後でも街にはその爪痕が残っていて、水没によって営業できないお店も多く、街には少し荒れた雰囲気がありました。

今回は懐かしい人に会うための2日半。話題はもっぱら豪雨のこと。でも、皆さんお元気そうで、なにより、なにより。時間を見つけて懐かしい景色を見に出かけたり、コペンハーゲンに行ったら絶対食べたいトルコ料理(なぜ?でも他じゃ食べられないの)にいったり、アンティークショップでめぼしいものも買えたし、大満足であっという間にすぎてしまいました。

というわけで帰ってみたら、あれ?もうパリに着いちゃったの?という感じ。…だったんですが、デンマークのことで再発見。

やっぱりデンマークの乳製品はおいしい!

当時を懐かしんで、そして本当に乳製品がおいしいのか検証するために、ヨーグルトとバターを買って帰りました。…いやあ、文句なしのうまさです。

ヨーグルトはこれにハマっています。


yoggiのクリスプコーンフレーク(?)つきヨーグルト。実はスウェーデンの会社のものなんですが、探しても探してもフランスでは見つけられない!ので空港で4個買い。このヨーグルトの滑らかさ、甘すぎず、かつ酸っぱすぎない味、ほどよい牛乳の風味、たまりまへん。同居人によると、このコーンフレークのカリカリ感も絶妙らしいです。

バターはれっきとしたデンマーク産。


こんなラブリーなパッケージ、コレクターにはたまらんでしょう。パッケージ買いする人もいるかな。違う角度からもう1枚。


有機栽培印のバター。こくがあって、油っぽくない。本当に牛乳からできてるんだなっと実感するほど、牛乳の味がします。こく、滑らかさはもはやクリームといっても過言ではないくらい。


フランス産だって、きっとおいしいバターはあるんでしょうが、まだたどり着けていません。少なくとも普通のスーパーでは買えない気がする。デンマークではどこのスーパーでもハイクオリティ、しかも低価格の乳製品が買えるのがすばらしい。

ただ、こんなにおいしい素材がありながらも、レストランではうまく生かせてないというのが北欧の現状で、残念ポイントです。北欧では食に期待しちゃいけないってのは、理由のひとつとしてこれがあるんです。といっても、おいしいレストランだって(たまーに)ありますよ、巡りあいのラッキーだってあるわけですから。

というわけでデンマークに行ったら乳製品をスーパーで買って、その場で試してみることを二重マルつきでおすすめします。でもおいしすぎて付けすぎ注意!なんたって体験者は語りますですから。

ついでにノルウェーの牛乳、ヨーグルトパッケージも載せときます。



これはこれでナイスパッケージ。味もなかなかイケるものでした。デンマークのお隣といえども、やっぱりスーパーの中身やパッケージデザインに違いがあるのが楽しかった。

今回の旅で、北欧はわたしの心にばっちりフィットするんだってことも再確認できて、心癒される旅でした。そうそう、1番感動したのは、道路を渡るとき(横断歩道じゃなくても)、必ず車が歩行者を優先してくれるってこと。人を轢いてでも(?)むりやりハンドルを切ろうとするパリとは大違い。北欧人はなんだかんだ言っても気持ちにゆとりがあるのかな、っと感じました。

北欧は第2のふるさとです。またきっと帰郷します。

ではでは
Bon dimanche!

2011/07/15

La Fête Nationale

7月14日はフランス革命記念日。

シャンゼリゼ通りでは朝からパレードが行われ、夕方にはエッフェル塔でコンサート、そして夜の花火で締めくくり。街中がお祭りムードにつつまれる1日です。

これは1789年のフランス革命を記念して行われている祭典ですが、ここでご託をならべるよりも、こちらで詳しいので良ければどうぞ。

午前中のパレードは、会場がけっこう近くだったのにもかかわらず、ものぐさをしてテレビで観覧。でも、家の窓からおもしろい写真が撮れました。



分かります?アパートの間の狭い空に、飛んでいく飛行機。これはただの飛行機じゃありません。フランス空軍所有の戦闘機なんですネー。

実はこのパレードは軍事パレード。参加するのは陸海空軍の方々や士官学校の生徒、警察消防に従事する人たちにくわえ、某国さながらの戦車や戦闘機も。なんだかものものしいです。興味のある方にとっては血湧き肉踊るものなんでしょうけどねー。まあ、普段目にしないものばかりなので、おもしろいっちゃあおもしろいです。いつもはあまり感じることがないけれど、あらためてフランスは軍事国家なんだと実感しました。


そして、夜の花火!


エッフェル塔が赤く染まる20時すぎから場所を探してウロウロ。エッフェル塔のふもとにも行ったのですが、1番の絶景ポイントなので、お昼から場所取りをしている人たちの熱気に押し出されて断念。セーヌ川沿いへ移動しました。

橋の上にもこんなに人がわっちゃりです!


そして人ごみのない、ナイスポイントを発見。


酔っぱらいのおじさんや若者の行動を観察しながら、時間をつぶしました。22時からと聞いていたのに、全然始まらない。そのうち陽が落ちていって、エッフェル塔の思わせぶりなキラキライルミネーションにちょっとイラッとしながら、23時過ぎ、どかーーーん!です。



…これでもまだ見れる写真なんですよー…
素晴らしい花火の写真をもってくるはずだったのに、わたしのカメラ技術のなさといったら!シャッターを切るタイミングがひと呼吸ぶん違うのか、きれいに開く前かしぼんだところかしか残ってない…。

というわけで花火の映像はご想像におまかせしますが、フランス国旗の3色花火、シンプルなオレンジ色の優雅な花火、ピンク、緑などなど、約30分間楽しめました。ハート形の花火のときが拍手喝采、1番盛りあがってたな〜。

個人的には、ナイアガラ(これって日本だけ?)が見たかったので残念でしたが、フランス人は意外とハート好き、という収穫があったので良しとします。

何年ぶりかの花火だったので、おなかに響く爆音が心地よかったです。次回は絶景ポイントで見れたらいいなぁ。


それではみなさんごきげんよう。

2011/07/11

北欧草枕 叫び編

ノルウェーといえば、サーモンでもフィヨルドでもなく、ムンク。そして「叫び」!

みなさんご存知でしょう、道にたたずんで白目をむいて耳を押さえ、煩悶している姿。どうしても見たかったんです。小さいころにテレビで目にして、衝撃的だったものですから。

ということで、「叫び」を含む彼の作品を一同に展示してあるムンク美術館へ。



そして、


っきゃー!

興奮してあまりいいアングルではありませんが、叫んでます。

ひととおり見たあとは、カフェでの…


っきゃー!


キャーッと叫びたくなるようなおいしいケーキ…ではありませんが、これこれ、これが食べたかったの。頼んだのは叫びのチョコレートでしたが、クランベリースフレの叫びもありましたよ。

ちなみにサーモンのオープンサンドはおいしかったです。美術館のカフェで食べるごはんには期待してなかった(というか北欧のごはん全般に期待しちゃいけない!)けど、ノルウェーのサーモンって本当においしいんだな、っと実感です。

そして、この日の1番のスペクタクル!


っきゃー!

ここはムンクが「叫び」のインスピレーションを受けた場所。今ではもう舗装道路ですが、道の具合は変わってません。その場所に立ってみたかった!

…でもごめんなさい、ゴミをどけることなく撮ったショット。ものぐさです。撮影ポイントのマーキングではありませんのであしからず。。

ムンクが友人とここを歩いていたとき、突然夕焼けの空が血の色に変わり、フィヨルドの青と一緒に塊になって彼を襲ってきたそうです。そして「自然を貫く果てしない叫び」を聞いた、と。描かれているのはそれに耐えられずに耳を塞いでいる姿。叫びは聞こえなかったけど、同じ感じに撮れてよかった。満足です。

実はこのポイントがどこにあるのかはっきりせず、現地で情報収集をと思ったのですが、市内の観光案内所のおにーちゃんはそれを知らず、困っていました。まわりのスタッフにも聞いていましたが、分かったのはだいたいの場所のみで、道の名前や行き方は分からずじまい。案内所のスタッフ失格じゃん!…とまでは思いませんが、結局自力で調べたんです。たまたま聞く相手が悪かっただけとは思いますが、今後のため、検索でここにたどり着いた人のために残しておくことにします。

市内から32番のバスに乗り、Ekeberg方面へ。下車はValhallveienという停留所。覚えておいてね。

…ちなみにValhallとは、北欧の神様の宮殿なのでした。そんな道の上で不思議体験をするなんて、なんだか因果があるような、ないような…です。

とりあえずこれで今回のオスロの目的は達成したようなもの。2泊の短い滞在でしたが十分に楽しめたし、初めてのノルウェーはいい思い出で終わることができました。


つづく

2011/07/10

北欧草枕 ノルウェー編

こんにちは!

先週、北欧へひさびさの里帰りをしてきました。
5日間だけの旅だったので当たり前ですが、戻ってみるとなにも変わらない喧騒のパリ。ただ少し肌寒いです。

今回はノルウェーのオスロに2泊、その後コペンハーゲンに移動してさらに2泊という小旅行。去年までコペンハーゲンに住んでいたころは、スウェーデンとフィンランドを訪れましたが、ノルウェーは今回が初めて!だけど、お気に入りの陶磁器メーカーがノルウェーだったり、今まで出会ったノルウェー人がみんな素朴で豪快で、とっても好きな人柄だったりと、なんだかご縁を感じていたので、やっと念願かなっての訪問です。

期待がふくらんだまま、飛行機が Oslo Gadermoen 空港に到着。ターミナルに入った瞬間、「…ああもうニクいわぁ!」とつぶやいてしまいました。雰囲気の落ち着くこと、パリですり切れた心とからだを癒してくれます。



 ガラスから入る光と木目が調和して、いい具合にほっとする空気。


この空港はロゴがかわいい。OSLOのOが飛行機マークだなんて、空港好きにはたまりませんよぉ。

ホラ、これも!


コペンハーゲンの空港は、デンマークデザインチェアをふんだんに使っていて、インテリアを楽しめるので好きです。デザインの国・デンマークをそうやってアピールしているという感じですが、オスロの空港はガラスと木材をつかって広い空間を演出。なんだかノルウェーの森や自然を表現してるみたいです。

ちまたで聞かれる「北欧デザイン」は、デンマーク・スウェーデン・フィンランドの3国が注目されがちで、ノルウェーはマイペースにあとを追う感じになっていますが、いやいや、実際はそんなことありません。空港ひとつ見てもわかりますが、ここ数年のモダンデザインの波は注目です。

これは市内にある、オペラハウス。


この日がどんよりくもり空だったので、暗い写真。。ごめんなさい。

2008年にオープンしたこの現代建築は、オスロの港に面したところにあるのですが、遠くから見るとまるで海に浮いているようです。全体が白い外壁に囲まれ、コペンハーゲンの王立図書館・ブラックダイヤモンドとは対称的。ちなみにこれがブラックダイヤモンド↓


不思議でしょ、この傾き。ほとんどがガラス張りなので、遠くからだと輝いてみえます。中に入ると開放的な空間でとっても明るいんですよ。オスロのオペラハウスはこことは正反対、まさにホワイトダイヤモンド、といったところでしょうか。

この写真、まるで絵画か広告ポスターのように撮れました。


ここは外壁が坂道になっていて、そのまま頂上まで登れるらしいです。けっこうな道のりだったので、わたしは下から眺めるだけでやめときましたけどね。いや、でも眺めるだけでも見にいく価値はありますよ。

今後、オスロ港のウォーターフロントは新しい建物の建築がすすみ、オスロの街はどんどんモダンに変わっていくらしいです。

オスロでもうひとつ、行きたかったところは100%ノルウェーデザインの製品を扱うお店 Pur Norsk。市街地からはトラムで少し離れた、静かな住宅地にあります。


市内にもデザインものやオシャレ北欧プロダクトを置いているお店はあるのですが、北欧諸国まぜまぜがまとめられていて、ノルウェーデザインだけを扱うお店はめずらしいのです。ノルウェーの事情を知るためには行くしかない!と思って、出かけました。




ここでは使いやすそうなサラダサーバーを購入。これからのサラダ生活がバラ色になりそうな予感です。

街を歩いていると、こんなモダンオブジェも発見。


人どおりの少ないところにポツンと置いてある姿はとってもシュールでした。

またはこんな哀愁漂うバイキング男なんかどう?


なぜか工事現場のトラクターにこのマークが。風にふかれてたたずむ感じがホント、ニクいよこのぉ、です。

いやぁ、これからのノルウェーデザインには注目ですね!なかなか情報として入ってこないので残念ですが、わたしも自主的な情報収集をがんばらねば、と思わせる今回の訪問でした。


つづく


2011/07/01

自転車

あわわわ。
気づけばもう7月…。時間が経つのが早い!

この言葉、何年も言い続けています。というか、月が変わるたびに言ってるかも。

そんな一瞬で過ぎた1週間だけど、いろんなことがありました。

週明けは灼熱地獄と化したパリ。路地の間から熱風がふきすさんでました。自転車をがんばってこいだら熱中症になりかけたわたし。夕方には黒い雲が空にひろがって、急な雷、どしゃぶり、そして雨あがる。日本と変わらないじゃん、っと思わずいいたくなります。

そんな日は3日で終わり(予想どおり)、今度はこれぞヨーロッパの夏!というカラッとした天気で。ええ、それはもう気持ちいいのです。ただ、思っているよりも紫外線は強いらしいので注意です。SPF30の日焼け止めでも、うっすら焼けてました。…おそるべし!

そうそう、外を歩いてたら、こんなもの見つけました。


ルーブル美術館前に突如あらわれた観覧車。公園わきの遊歩道?の狭いスペースによく立てたもんだと感心します。


ほかにも簡単な絶叫マシーンなんかが立っていて、みなさんお楽しみの様子でした。


さて、このごろ、出かけるときはもっぱら自転車です。パリはそんなに広くないので、お手軽な交通手段なのですが、それと引きかえに運転は命がけです。車と同等に渡り合っていかなければ、ホント、ケガどころじゃないですよ。

交通ルールはほぼ車と一緒、歩道ではなく車道を走ります。
デンマークでも自転車を乗りまわしてて、ルールにも慣れてるつもりだったんですが、なんだか勝手が違う。パリは自転車専用道が少ないし、なにより車の荒れぐあいがデンマークの比ではないんです。車線はあってないようなもので、無理やり車線変更するのは当たり前。そこらじゅうでクラクションが鳴っています。タクシーもバスも一般車もプープープープーです。そして歩行者を優先してくれるどころか、あわよくばひいちゃうゾ、という雰囲気だし。もう、バッカじゃないの!の連続。

そんな交通事情なので、自分の体すれすれのところを車が走っていきます。油断してると巻きこまれます。そしてフラついているとプープー。そんなに鳴らさなくてもいいじゃない、テンパって、逆に車につっこんでしまいそうですよ。石畳の車道も多いので、ハンドル取られないかと、きっと目が血走っていることでしょう。

今日も大通りを走っていたら、マドモワゼール、と声をかけられました。ナンパじゃないです。ジャマだ、といっているらしいです。それも3人も。わざわざ窓開けてまで文句つけてくることないじゃない。しかも車が多すぎて曲がりたいところで曲がれず、15分で着くようなところに2倍の時間かかってしまいました。トラウマです。もう大通りは走りたくない。

ちなみにわたしが使っている自転車は、パリの公共レンタルバイク、 Velib'(ヴェリブ)です。


街の至るところにスタンドがあって、登録すればだれでも使えます。はじめの30分はタダ。あとは契約によって30分ごとに1ユーロなど料金が加算されるシステムです。


こういうレンタルバイクって、観光客だけが使うと思いきや、パリ市民は通勤通学で気軽に使っているのでした。だからわたしもパリジェンヌの第一歩として始めたんですが、相当な覚悟がなしでは乗れないものだわ。命だけは大事にします。


そういえば今日で「パリに来て3ヶ月」なのでした。なのに明日から5日間、北欧に里帰りしてきます。わっまだ準備してないのにもう19時だ。パリも涼しいのに、これ以上北に行ってどうする、という感じですが、短い夏のバカンスを楽しんできまーす。

ではまたパリでお会いしましょうー。
Bon week-end!