2011/06/22

La gadoue

パリはここ何日も雨もようです。

今日も梅雨かと思うくらい雨がザーザー。そしてかなり肌寒い。。もう夏はおわっちゃったのー、と泣きたくなります。

きのうは夏至でした。
1年で1番昼の時間が長い日は、夜まで続く明るさを楽しむ日です。

パリでは Fête de la musique という音楽のお祭りが開催され、街中でコンサートや音楽関係のイベントが盛りだくさんでした。それなのに朝からくもり、とちゅうで雨もこぼれ落ち、100パーセント夏至を楽しめたといえるのかどうか…。まぁ、ちょびっとだけ雲のあいまから夕焼けがみえたので良しとします。

けど、やっぱり音楽っていいですねー。空がどんよりしてて気分が沈みがちでも、バンドが街かどでノリノリの演奏をしてるのを聴くと元気になるね。ベタだけどホントにそういうことってあるでしょ。


雨の日に聴きたくなる曲ってのはいくつかあって、高校時代にリコーダーのテストで猛練習した "Raindrops keep falling on my head" 「雨にぬれても」は、今でも傘を振りまわして踊りたくなります。…もっとも、このイメーージは "I'm singing in the rain"「雨に唄えば」のほうでした。。

最近はフランス語に集中しようと ipod に入れたフレンチポップを聴いています。その中に "La gadoue" という曲があって、聴いててウキウキするなーっといつも気になっていたのでした。なにしろフランス語はちんぷんかんぷん、ですから意味を調べると、なんと「ぬかるみ」でした。たしかに雨の日に聴くと、元気になってくるような曲です。

ということで今も聴きながら。

これはJane Birkin の曲として聴いていたのですが、ネット検索してみたら、もとは60年代、Petula Clark という女性歌手の曲だったようで、さらに追っていくと、Serge Gainsbourg とのデュエット映像を見つけてしまいました。



これをみて、Serge Gainsbourg ってみすぼらしい恰好が似合うなあ…と思ってしまいました。お酒のビン持ってベンチに座ってるところなんて、ぴったり。

でもそのへんのオヤジじゃないですよ。歌手でもあり、France Gall やJane Birkin、Brigitte Bardotにも曲を提供した人です。今のわたしが知っている限りのフレンチポップ界では、すべてのフレンチポップはこの人に繋がる、といえるくらい、どこにでもあらわれます。

そもそも、フランスの音楽に興味を持ったのは彼がきっかけ。フランス国歌 "La Merseillaise" をレゲエにアレンジした、というエピソードは衝撃的でしょ。歌詞の意味をちゃんと理解できれば、面白い(興味深い、というか)らしいのですが、まだまだレベルが達しません。修行中。

酒・タバコ・女を片手に、あちこちでセンセーショナルな言動をしたことでも有名で、風来坊、異端児、放蕩息子、なんて言葉が似合うかも。もう20年も前に亡くなってしまいましたが、フランス人は良くも悪くも、この人を愛したとか。今でも街かどで、彼のポスターやら本やら、見かけますもんねー。

日本でもついこのあいだ、「ゲンスブールと女たち」という映画をやっていたと思います。これは観たかった。まだやってるかな?


…おっ、と、言っているあいだに外は少し晴れ間がみえてきました。今日はセールの初日なのでちょっと出かけてみます。

ほかのリンク映像も入れたかったのですが、1回の日記につき1つしか入れられない?のか、やり方が分からず。なので分かりづらくてすみません。研究しておきます!


それではみなさんごきげんよう。
Bonne journée!

2011/06/14

La baguette

郷に入っては郷に従え、と意識してるわけではないですが、ほぼ毎日のペースでバゲット(フランスパンね)を食べています。

もちろん何でも手に入るパリですから、お米は簡単に買うことができます。日本食材店では品種を選ぶこともできるし、こだわらなければそのへんのスーパーでも買える。お金を出しさえすれば、魚沼産コシヒカリだって手に入る始末。すごいよね。

デンマークから来た田舎者にとっては、パリのこういうところが感動でした。なぜならデンマークでは選択肢がほとんどなく(だいたい1、2種類)、しかも高い。えっ、こんなものでこんな値段!?という納得いかないことがザラ。それほどでもなさそうな海苔が5枚で45dkk(約800円)だったのも驚きでした。

ただ、こういう海外にいるゆえの不便さ、それはスリリングでときには楽しいとさえも思うんですけどねーっ。わたしは、やさぐれた性格なので、何でも手に入るのはつまらんわいっと思ってしまう。

えーとまぁ、この話はまた別の機会に書くとして。。

そうそう、バゲット。

よくあるイメージは、堅くって歯が折れちゃうカチカチバリバリ?まぁたまに「あっっ歯折れちゃうっ」てドキッとすることもありますが、1日前のバゲットとかね。

いやーでもね、バゲットおいしいですよ。フランス人が毎日食べるだけあって、どのパン屋に行ってもそんなにハズレはないです。外はパリッと、中はふんわり。小麦の香りがしてね。わたしはもともとパン好きだけど、パリで初めてバゲットっておいしい、と思いました。

個人的には噛んだときに骨せんべいを思い起こさせる外側のカリッと感と、歯と歯の間にじゅわっとしみ込んでくるくらいのモチ感が好きです。もちろん行きつけのパン屋はありますが、お店によって全然違うので、どのパン屋が1番!ってのは人それぞれでしょう。

で、す、が。

あえてパリ1番を決めてやろうじゃないのっという大会が、1年に1度あるそうなんです。その名も Grand Prix de la Baguette de la Ville de Paris(バゲットグランプリ in パリ)。

毎年5月の開催で、優勝した職人さんには賞金と、大統領官邸・エリゼ宮に1年間、バゲットを届ける役目を仰せつかるらしいです。

今年も結果はすでに出ていて、そのパン屋は Montmartre(モンマルトル、映画「アメリ」の舞台で有名な地区)にあるとのこと。じゃあ味わってみようじゃないの、ということで行ってきました。

地下鉄12番線、Pigalle駅から坂を登ってすぐ。
 この坂道・Rue Houdon(hは発音しないから「うどん通り」プププ)を登ります。Abbesses駅からのほうが近かったけど。どっちにしろ駅スグです。
Au Levain d'Antan
6 rue des Abbesses, 75018

この時お昼前でしたが、何人かが行列をつくっていました。お店の前にはアイスの冷蔵庫が置いてあったりして、一見ナンバーワンを取ったようには思えませんでしたが、人は見かけじゃない。
ウィンドウには、1位のマーク。

そうそう、パリを歩いていて、この ○○PRIX (○には順位、10位まで)のマークのパン屋を見つけたらちょっと注目しています。バゲットを試す価値アリ、と。ただ、ほかにも大会があるらしいので、Baguette と書いてあることを確認してね。

少し並んで、バゲットサンドをひとつ買いました。
ここまで純粋にバゲットの話をしてたくせに、結局バゲットサンドだって。だってしょうがないじゃない、おなかすいてたんだもの。
そのサンドがこれ。玉子とサラダです。
バゲットは外側も少し柔らか、軽めのバゲットでした。こんな小娘が注文を付けるなら、もう少し塩っけがほしかったですが。あっ、でもこれは賞を取ったバゲットと同じ物ではないのかも。だから次はちゃんとバゲットを買おう、と反省いたしました。


で、そういえば、去年の1位も同じ地区で徒歩5分もしないところにあるんだったーと思い出したので、ついでに行ってみました。
こっちの方がすごい行列。

Le Grenier à Pain
38 rue des Abbesses, 75018
 1位の称号ももちろんあります。
ケーキや焼き菓子類も売られてました。おいしそう!

ここではハーブチキン入りのバゲットサンドを購入。
これはおいしかった!
わたし好みの外カリッ、中ふわ。この真ん中の部分が一番おいしいところ。さらに具の水分でいい具合にしっとりしてて、味付けも絶妙。だいたい20センチくらいのバゲットに具がもりっと挟んであるんですが、ペロっとひとつ食べられます。ほかにも3、4種類ほどあったので、別のも食べてみたい。

パリのファーストフードはバゲットサンド、と言えるくらいどこでも見つかるものなんですが、これも店舗でおいしさが違うので、いろいろ試してみる価値はありですねーっ。ひとつ3〜5ユーロとお手頃なのも嬉しいです。バゲットじゃ物足りないときはサンドがいいね。

わたしは今回を機に、2011年の入賞パン屋を回ってみようかな、と画策中です。


それではまた次回お会いしましょうー。
À bientôt!

2011/06/12

気づけばまたごあいさつ

このしがないブログを見つけて読んでくれた方たち、ありがとうございます、です。

わたしの周辺にはブログを始めたことを大々的にお知らせしていません。知らせようか、と思いつつも、重い腰があがらない。…そんな重労働ではないんですけどねー。さらには同居人にも教えていない始末。たぶん見つかるまで言わないでしょう。

なにしろ今のわたしは「ひよっこの小娘ですみません。。」という気持ちですから。

こちらには、パリ在住歴の長い日本の方々が大勢いらっしゃって、それこそパリの生活や情報について分かりやすく書いてることでしょう。そんな方たちからすれば、パリに越して間もないわたしが何か発信したところで「この小娘がたわけたことをっ」という感じでしょう。…ハイ、それは甘んじてお受けします。だって今フランスでなにが起こってるかすら分からない状態なんですものぉー。

というわけで、ここでは自分の思ったことをそのまま書いていく、極めて主観的なブログにしたいと思ってます。あんまり検索されたら困るので、タイトルはパリっぽくないものにしてあります。

さらに、試行錯誤ですすめているので、ちょいちょいタイトルやデザインが変わったりするかもしれません。全くしっくりきてないんですわー。そんな状態でみなさんにご覧いただくのもおこがましいのですが、自称・大器晩成型のわたしに期待していてください。

…と、ふと読み返してみると、今までの3回、一度もパリのこと書いてないって気づいてしまいました。今回のなんてなんだか言い訳みたい。ダメですわ、考えすぎちゃって。


ここ1週間のパリは、もう秋になっちゃったのかなっという肌寒さ。空は鉛色、夕立もあるし。でも相変わらず観光客はわんさといます。冬の凍てつく寒さのときもいます。人込みをかき分けずにエッフェル塔やルーヴル美術館を見れることはないんでしょうねー。

先日、ヴェルサイユ宮殿に観光に行ったときも、人の頭と背中しか見えなかった。こういうものはゆっくり鑑賞するものではないんかいっとちょっと憤りましたけども。パリだからしょうがないっか。
カメラがこっち向いてる黒人さんの顔認証してしまった。友だちではないです。

取り繕うかたちでこんな小咄いれてみましたが、次回からは本腰入れてがんばりますね。


それではみなさん、
Bonne nuit!

2011/06/08

フランスってやつぁ

この6月1日をもって、渡仏から2ヶ月が経ちました。

その間はいっぱいいっぱいで、ブログなんか書けるかーいっという気持ちでいましたが、ようやく冷静になってきました。なにか書けるような気がします。

でもフランスについて書けることってあるかしら。

メジャーなもの、王道と呼ばれるものを敬遠する傾向がある自分は、フランスは自分のフィールドじゃないと思って生きてきました。ヨーロッパでも北欧方面には興味津々なこともあって、フランスには目が向かず、いきなりフランス!と言われても…困っちゃう。

多かれ少なかれ、フランスへのイメージはあったんですが、そのどれもがキラキラしていて、「紳士淑女の国フランス」「花の都パリ」、ヴィトンシャネルパリジェンヌ、フランス人のプライドとか、フランスではフランス語しか通じないとか、フランス映画でのイメージとか…

こうやって考えてるだけで、敷居が高く感じられませんか?
「フランス」って書くだけで華やかに見えるのは気のせい??

反面、そんな夢の国があるわけなかろう!と思う自分もいます。なんと言ってもここはヨーロッパ。荒削りで大雑把、仕事はできればさぼりたい、そんな一面が絶対あるはず。完璧なのはディズニーランドだけで十分です。

これから徐々にわたし自身のことにも触れていくとは思うのですが、去年までの2年弱はデンマークに住んでいたので、デンマーク人の仕事の荒さ、気遣いのなさ、忘れがちなところには呆れてました。


ドイツや他の北欧の国を旅行していても、同じように感じることがあったわけだから、フランスだって同じことがあるはず。恰好のいいマダム、ムッシューだけじゃないさ!

ただ、どうしても自分の中の華やかなイメージが邪魔をして、行動が消極的になりがち。まだフランス語もままならないしね…

というわけで今回のパリ生活では、ある程度までのフランス語の習得と、フランス=華やかのイメージの払拭、そしてその裏にあるホントのフランスを暴いてやる!という気持ちでいきたいと思います。

最終的にはフランスのことも好きになれたらいいね。

もちろん、普段の生活のことも書くつもりでいます。週末は蚤の市に出没しています。


とりあえず今日はこのへんで。
Au revoir!